'60 FENDER CHAMP (Tweed Covering)
SOLD

“チャンピオン800(CHAMPION 800,'48年)”の後継モデルとして '49年に登場した“チャンピオン600(CHAMPION 600)”が, '53年にモデル名変更を受けた“チャンプ”。 フェンダー・チャンプは,'60年代初頭までのチャンプはキャビネットがツイード生地で覆われており, 通称“ツイード・チャンプ”として人気が高い。
最初のバージョンは,プリアンプ部の真空管に6SJ7(パワー管=6V6,整流管=5Y3)を使用した 出力3ワット,6インチ・スピーカーのアンプだった。 そのファースト・バージョンは,前面のサランネット部の範囲が狭く, FENDERのネーム・プレートが取り付けられているパネル部分が広いことから, 通称“ワイド・パネル”期と呼ばれる。
この'60年モデルのようなツイード・チャンプのセカンド・バージョンは'54年途中からのものだ。 プリアンプ部の真空管に12AX7(出力管=6V6,整流管=5Y3)を使用した出力4ワットに仕様変更された。 このセカンド・バージョンは, サランネット部の範囲が広く,ネーム・プレート部のパネル部分が狭いことから 通称“ナロー・パネル”期と呼ばれる。 なお,この'60モデルのスピーカー・サイズは8インチで,これは'57年頃にそれまでの6インチから仕様変更されたものだ。
このセカンド・バージョンは, サランネット部の範囲が広く,ネーム・プレート部のパネル部分が狭いことから 通称“ナロー・パネル”期と呼ばれる。
写真の'60年モデルのパネル上側に取り付けらえたネーム・プレートは, そこに記されたFenderの字体が筆記体となっている。 これは,'55年頃にそれまでのブロック字体のネーム・プレートから変更されたものだ。
この'60年モデルの外観は,ツイード・カバーリングの色焼けはあるものの,破れなどの痛みは少ない。 また,内部回路も完全にオリジナル・パーツを保った最上級のコンディションと言える。 もちろん,サウンドも完璧!。

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