'68 FENDER SUPER REVERB SOLD

スティービー・レイボーンが使用したことで注目されるようになった フェンダーの“スーパー・リバーブ”'68年製モデル。
スーパー・リバーブは'64年に発表されたオール・チューブ・アンプで, スピーカーは10インチ(約25cm)が4基搭載されたモデルだ。 発表当初の“ブラック・パネル”期を経て, '68年中期からは写真のようなコントロール・パネルが銀色の通称“シルバー・フェイス”モデルとなった。 また,この'68年モデルのスピーカー前面を保護するサラン・ネット周囲には 銀色のアルミニューム製の枠が巻かれているが,これはシルバー・パネル初期の特徴で, '70年頃からは枠は取り付けられなくなっているため,2年弱程度しか生産されなかった貴重な仕様と言える。 また,このサッシ巻きの時期のフェンダー・アンプは, 回路やサウンド的にブラック・パネルに匹敵する高い評価を得ている。
この'68年モデルのR.M.S.出力は40ワットだが,'70年頃からは45ワットに, '77年頃からは70ワットに変更されていく。 また,'77年頃からはマスター・ボリュームが加えられた。
この'69年モデルに使用されている真空管は, プリ・アンプ部に7025(12AX7A) X 4本と12AT7 X 2本, パワー・アンプ部に6L6GC X 2本,整流管にGZ34。 ちなみに,'77年に70ワット出力になったと同時にダイオード整流に回路が変更された。

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