'65 FENDER PRINCETON REVERB SOLD

'65年製“プリンストン・リバーブ”のブラック・パネル・モデル。
プリンストン・リバーブは,'64年後期に発表された12ワットR.M.S.出力のビルトイン・アンプだ。 スピーカーは,10インチのものが1基マウントされており, 最初期にはジェンセン製が採用されたようだが, 徐々にオックスフォード製に切り替わっていった(この'65年モデルもオックスフォード製)。
ちなみに,この'65年モデルのように,'64年〜'65年前半までのプリンストン・リバーブには, 前面のサランネット左上部にブランド・エンブレムは取り付けられていない。 “Fender”エンブレムが取り付けられるようになるのは'65年後半からだ。
真空管にはプリアンプ管に12AX7を3本と12AT7を1本,パワー管に6V6GTを2本, 整流管にGZ34を使用している。
'68年後期頃にはパネルが銀色(通称シルバー・パネル)に変更され, '79年頃からはボリューム・コントロールがスイッチ付きのポットとなり, それを引っ張ることでゲイン・ブースト効果を得られるように仕様変更されたのち, '82年初頭に製造中止となっている。
この'65年モデルは,スピーカー・サラン・ネットもあまり色焼けしていない美品。 真空管は,オリジナルのRCA製が取り付けられている。 もちろん,サウンド面も申し分ないものだ。

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