'69 GIBSON EB-2D Walnut
SOLD

'53年発表のギブソン初のエレクトリック・ベース“EB-1”に続いて'58年に登場した“EB-2”は, “ES-335TD”のようなセミ・アコースティック構造のボディを持ったベースである。 当初はバンジョー型のペグや黒いピックアップ・カバーを持っていたが, '61年に一旦製造中止になったのちに'64年に生産が再開されてからは, レギュラーのペグにメタルのピックアップ・カバーが取り付けられるようになった。
写真のような2ピックアップ仕様の“EB-2D(D=デュアル・ピックの意味)”が生産されるようになったのは '66年からであるが, 当時のミュージック・シーンにおいて, リア・ピックアップを使用したブライトなベース・サウンドはあまり求められなかったためか, 2ピックアップ・モデルEB-2Dの生産比率は低いようだ。
また,ウォルナット・フィニッシュは'69年から採用されたが, EB-2では意外と珍しいカラーである。 その後,EB-2およびEB-2Dは'72年に製造中止となった。
この'69年モデルは,ミュートが欠品しているものの, ブリッジ・カバーも付属した美品である。