'75 FENDER JAZZ BASS Sunburst/Rose
SOLD

'60年の発表以来,ボディ材には一貫してアルダー(ただしブロンド・フィニッシュと '72年からのニュー・カラーであるナチュラル・フィニッシュはアッシュ材) を使用していたジャズ・ベースだったが, '74年後期頃からはアッシュ材に切り換えられていったことで, それまでのアルダー・ボディのモデルとは トーン・キャラクターの異なるベースに生まれ変わったと言える。 近年,アッシュ・ボディのジャズ・ベースは, アルダー・ボディ・モデルに引けを取らないほど人気が高い。
この'75年モデルは,通称“3ボルト・ネック”と呼ばれる3本のネジでボディにジョイントされたもので, それまでの“4ボルト・ネック”に代わって,ジャズ・ベースには'75年から採用された仕様だ。 それに伴って,ネックのトラスロッド調整はそれまでのネック・エンド側からでなく, ヘッド側で行なうように変更されている。
また,この'75年モデルに取り付けられている黒3プライのピックガードは, ジャズ・ベースの場合は前年の'74年後期から採用されたものだが, ネック・ジョイント方式が変更された直後である関係で, ネックに接する部分にトラスロッド調整用のナットを覗かせる “切り込み”の入れられた,4ボルト・ネック用のものが使用されている。