'69 GIBSON EB-3 Cherry SOLD

それまでレスポール・ジュニアとほぼ同形状のボディを持った“EB-0”が, '61年にSGスタイルに変更されたことを契機として, EB-0の2ピックアップ仕様として発表された“EB-3”。 ボディ,ネック共にマホガニー,指板はローズウッドというウッド・マテリアルだ。 ネック・スケールは30インチ(ショート・スケール)。
当初フロント・ピックアップには黒いカバーが取り付けされていたが, '62年にはニッケル・メッキ('65年以降はクローム・メッキ)のものに変更されている。
ネックは1ピース構造のマホガニー製であったが, '69年中期には3ピース構造となった。 また,それと前後してペグが“シャーラー”製のロトマチック・タイプが採用されている。 そうした流れで,この'69年モデルはマホガニー3ピース・ネック,オリジナルのシャーラー・ペグ仕様。
EB-3 は,'69年後期から'72年前期頃までの期間にはクラシック・ギターのようにヘッドがくり抜かれた 通称“スロッテッド・ヘッド”仕様に, そしてふたたびレギュラーのヘッドに戻された'72年からは フロント・ピックアップがネックから離れた位置にマウントされるようになっている。 '72年頃からはヘッド付け根部分の強度を高める目的で, メイプル製のネック(3ピース構造)に変更された。その後'79年に製造中止。
この'69年モデルはミュート,ブリッジ・カバー,フィンガー・レストも付属し, ボディ・カラーのチェリー・レッドもあまり褪色せずに“赤み”を残している。

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