'64 PRECISION BASS Sunburst/Rose
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根強い人気を保っているフェンダー“プレシジョン・ベース”。 '51年に発表された世界初の(プロダクション・ラインとして) エレクトリック・ベースであるプレシジョン・ベースは, 当初コンターを持たない角張ったボディやシングル・コイル・ピックアップ, その後とは異なるスタイルのピックガードのモデル(通称“オリジナル・プレシジョン・ベース”) であったが,'54年からは,スタンダード・フィニッシュが それまでのブロンドからサンバーストに変更され,それとほぼ同時にボディにコンターが入れられた。 そして'57中期からは“スプリット・ピックアップ”の搭載とピックガード・スタイル の変更が行なわれたことで,プレシジョン・ベースの基本仕様が安定した言える。
初期のプレシジョン・ベースのネックも,同時期のほかのモデルと同様に, 指板部分が一体化した通称“メイプル1ピース・ネック”であったが, '59年後半には,これもほかのモデルと同じ仕様変更として,ローズウッド指板となっている。 '62年中期までのローズウッド指板は,ネックのメイプル材との接着面が平らな 通称“スラブ・ローズウッド”であったが, '62年中期以降は,この'64年モデルのように接着面が曲面状の通称“ラウンド・ローズウッド”指板に変更される。
この'64年5月にネック・デイトを持つ'64年モデルの場合は, ヘッドに“スパゲティ・ロゴ”と呼ばれる“Fender”ブランド・ネームのデカールが貼られているが, この直後の'64年中期には通称“トランジション・ロゴ”と呼ばれるタイプに変更される。
この'64年モデルは,フレット,ナット,ネジ類など細部に至るまでオリジナル・パーツを保った貴重なものだ。
重量は,ピックアップ・カバー,ピックアップ・フェンスを装着した状態で,実測地 4.07Kg。
オリジナル・ハードケース(ホワイト・トーレックス)付属。ケースのコンディションも良好。

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