'77 GIBSON RD ARTIST BASS Natural/Maple SOLD

'77年に発表されたギブソン“RDシリーズ”は, 3バージョンのギターと2バージョンのベースが用意された。 この“RDアーティスト・ベース”は,オンボード・エレクトロニクスを搭載した上級モデルである。 RDベースのネックに関しては,この'77年モデルのようなメイプル指板と エボニー指板が設定されていた。
2個のスイッチのうち一方(右側)は,2個のハムバッキング・ピックアップをセレクトする 3ポジション・ピックアップ切り替えスイッチ(フロント/ミックス/リア), もう一方(左側)は3ポジション・エフェクト切り替えスイッチ (ブライト・サウンド/ノーマル・サウンド/コンプレッション&エクスパンション・サウンド)である。 コンプレッション&エクスパンション・ポジションでは, エフェクターのコンプレッサーをかけたようなサウンドが得られる。 ブライト・ポジションでは,全体の音域がトレブル寄りに設定されたサウンドだ。
コントロールは,各ピックアップのボリュームとトレブルおよびベースである。 アクティブ回路であるから,当然各トーン・コントロールはカットだけでなく,ブーストが可能だ。
RDアーティスト・ベースは'79年頃に,それまでの3ポジション・エフェクト切り替えスイッチから 各エフェクトのON/OFFが可能な2個のミニ・スイッチに変更されるなどしているが, '82年には生産中止になっっている。
RDシリーズは,当時は人気が低かったが, RDアーティスト・ベースに限っては近年,注目を集めているモデルである。 特にこの'78年モデルのようなナチュラル・フィニッシュのメイプル指板モデルは人気が高い。 ちなみに,ふたつのトグル・スイッチ・ノブの色が異なる(白と黒)のは,オリジナル仕様である。


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