'65 FENDER JAZZ BASS Sunburst/Rose SOLD

この'65年モデルのように,ポジション・マークがドット(丸型)で, ネック周囲にはセル・バインディングが巻かれていない時期のモデルを 通称“ドットのジャズ・ベース”と呼び,オールド・ベースを代表する名機として扱われている。
ドットのジャズ・ベースは,発表年の'60年から'65年後期までの期間に製造されたモデルであるが, 以下の仕様が年式によって異なっている。 発表当初はひとつのコントロール・ポット本体にふたつのノブが取り付けられる2連ポットを使用した 2ボリューム・2トーン仕様(通称“スタック・ノブ”)であったが, '62年初期には,現在一般的な2ボリューム・1トーン仕様に変更されている。 また,'62年中期までの指板はネック材のメイプルとの接着面が平面状の 通称“スラブ・ローズウッド”だが, 以降は接着面が曲面状の通称“ラウンド・ローズウッド”になる。
ペグは発表以来,クルーソン製の通称“逆巻きペグ”が採用されてきたが, ドット期の最後期である'65年後期からは, ツマミ部分が丸型をしたフェンダー自社企画のものに切り替わっていく。
その後のジャズ・ベースは, '65年末にポジション・マークはドットながら指板周囲にバインディングが入れられた 通称“バインディング・ドット”仕様に, '66年中期にはバインディング入りネックにブロック型(四角)のポジション・マークが入れられた 通称“バインディング・ブロック”仕様にと変化していく。
この'65年モデルのようなドットのジャズ・ベースは,近年最も入手が困難なモデルのひとつである。 この'65年モデルはやや使い込まれたルックスをしているが,主要パーツはオリジナルを保っている。 (フレット,ナット等もオリジナル,ネジ類の一部のみが交換パーツ)。 ブリッジ・カバー,ピックアップ・フェンスなども付属している。 ネック状態等も良好。

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