'77 STRATOCASTER Natural/Maple
SOLD

'77年の初頭までは黒と白のプラスティック・パーツが混在していたが, その年の後半にはこの'77年モデルのように,全てが黒パーツへと変更されている。
また,この'77年モデルのピックアップ・セレクター・スイッチはそれまで同様の3ウェイ・タイプだが, 77年後期になると5ウェイ・スイッチが採用という重要な仕様変更が行なわれている。 これによりフロント/センター/リア各ピックアップの単独使用に加え, フロントとセンター,センターとリアを並列接続したサウンドをスイッチで選択できるようになった。 3ウェイ・スイッチの場合でも, 各ポジションの中間(ハーフ・ポジション)に無理矢理に止めることでそのサウンドが出すことができたが (これが“ハーフ・トーン”と呼ばれる由来),これで容易になったわけだ。
ちなみに,フェンダー社でも相当に早い時期からハーフトーン・サウンドに関して認知していたが, スイッチの製造メーカーである“CRL”が, この時期まで5ウェイ・スイッチを用意できなかったことが,その採用の遅れた理由と思われる。


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