'80 TELECASTER Natural/Rose
SOLD

この'80年モデルのナチュラル・フィニッシュは, フェンダーでは'72年からオプションのカスタム・カラーとして, '75年からはスタンダード・カラーとして用意されていたボディ・カラーだ。 テレキャスターのナチュラル・フィニッシュは '70年代当時から人気のあり,ブロンド・フィニッシュ以外のボディ・カラーの中では, 最も生産比率が高かったと思われるが, 現在のヴィンテージ・ギター市場ではあまり見かけないのは何故だろう?
'70年代以降のテレキャスターはメイプル1ピース・ネックの生産比率が極端に高いので, この'80年モデルのようなローズウッド指板ネック・モデルは,意外と珍しい仕様だ。
フェンダーでは'79年後半からノイズ対策として, ピックアップ及びコントロールジャック・キャビティ内に導電塗料が塗られ, そこにネジ止めされたラグを通してアースが落とされるようになった。 また,ピックガード裏側全面にはアルミ箔が貼られるようにもなっている。 それ以前のモデルでは外来ノイズが目立っていたが(弦に触れれば消えるノイズ), これらの対策により,弦に触れていない状態でもノイズが軽減されるようになった。

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