'80 TELECASTER CUSTOM Olympic White/Rose SOLD

ギブソンのハムバッキング・ピックアップを開発したことで有名な“セス・ラバー”氏は, ギブソン退社後の'67年にフェンダーに入社し, '71年には新たなハムバッキング・ピックアップを完成させた。 そこでフェンダーでは, そのピックアップを搭載したテレキャスターのバリエーション・モデルを数機種発表している。 '72年初頭の('71年末との説もあり)“テレキャスター・シンライン” (2ハムバッキング・ピックアップ仕様)に続いて登場したのが, この“テレキャスター・カスタム”で, フロントにハムバッキング・ピックアップを, リアにレギュラーのテレキャスターと同じシングルコイル・ピックアップを採用したモデルである (その後'73年には“テレキャスター・デラックス”が登場)。
それまでもテレキャスター・カスタムというモデル名のギターが存在していたが, その基本スペックはレギュラーのテレキャスターと同じで, ボディにセル・バインディングが巻かれたモデルであった。 そこで,'72年以前のバインディング・ボディのモデルを“カスタム・テレキャスター”, '72年以降のハムバッキング・ピックアップがマウントされたモデルを“テレキャスター・カスタム”と 明確に呼び分ける人も多い。
当初,ヘッド先端部に貼られた“CUSTOM”という文字は筆記体であったが, すぐにブロック体に変更された。 ブリッジもレギュラーのテレキャスターと共通の3ウェイ・サドルであったが, '74年頃からは6本の弦を個別にオクターブ調整ができる6ウェイ・ブリッジに変更された。 ピックガードは発表当初からブラックで, これを契機としてのちにほかのモデルでもブラック・ピックガードが波及していく。 またントロール・ノブは,それまで上部に文字入りの金属プレートは貼られたタイプが使用されていたが, '80年頃からはストラトキャスターと共通パーツとなった。
テレキャスター・カスタムのボディ・カラーはブラックとナチュラル・フィニッシュが多く, またネックはメイプル1ピース・ネックのものがほとんどであるが, この'80年モデルのボディ・カラーはオリンピック・ホワイト・フィニッシュに, ローズウッド指板ネックという非常に珍しい仕様だ。

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