'60 MUSICMASTER Beige/Rose SOLD

'56年中期にスチューデント・モデルとして正式発表されたミュージックマスターは, 当初ゴールドのアルミ・ピックガードが取り付けられた薄いベージュ色のボディに, メイプル1ピース・ネックという仕様であった。 '59年後期になるとネックがローズウッド指板に仕様変更されるが, それと同時に,ボディ・カラーが写真の'60年モデルのような濃いベージュ色に, ピックガードが厚めのややベージュがかった白1プライのプラスチック製に変更されている。 さらに,'60年末になるとボディ・カラーがサンバースト, ピックガードが純白の1プライ・タイプに変更された。
この'60年製ミュージックマスターのように, 指板とネック本体との接着面が'フラットなタイプ(スラブ・ローズ)は, '62年途中までの特徴である (ただし,'65〜'66年にかけてのムスタングなどでは例外的にスラブ・ローズが存在する)。
この濃いベージュ色のボディにスラブ・ローズウッド指板のミュージック・マスターは, 1年程度という短い生産期間以上に,意外と見かける機会の少ないモデルだ。 この'60モデルは塗装の色焼けが目立つ,使い込まれたルックスをしているが, パーツはフレットやネジ類など細部に至るまでオリジナルを保っている。

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