'65 MUSTANG Red/Rose SOLD

'64年8月に正式発表された“ムスタング”は, 独自のヘッド形状(先端の丸み部分がやや小さいもの)であった。 これを俗に,ムスタングの“スモール・ヘッド”と呼ぶ。 '65年4月のネック・デイト(ネック・エンドに押された木加工完了時のスタンプ)を持つ 写真のモデルは,そのスモール・ヘッドだが, 同年'65年後期にはストラト・スタイルの“ラージ・ヘッド”に形状が変更になった。
また,この'65年モデルのように“クルーソン・ペグ”が採用されていたのは'65年後期までで, 以降はフェンダー・オリジナル・タイプの通称“Fキー” (ギア・カバーに筆記対のFの文字が入れられたタイプ)に切り替わっている。 つまり,ヘッド形状が変更になったのとほぼ同時期に,ペグも変更されたわけだ。 生産現場では混乱したようで,その過渡期('65年後期から'66年前半)には いったんはクルーソン・ペグ取り付けネジ穴が開けられたものの(ペグ自体は取り付けられた形跡はない), 実際にはFキーが取り付けられて出荷されたものが数多く見られる (ただし,この'65年モデルには余分なネジ穴はない)。
'69年中期までのボディ・カラー・バリエーションはホワイト,ブルー,レッドの3色だった (それぞれストラトなどの上位機種でいうオリンピック・ホワイト,ダフネ・ブルー,ダコタ・レッド に近い色だが,ムスタングのカタログ上の正式名称は単に白,青,赤なのだ)。 '69年中期には,カラー・バリエーションは一新されることもあり, '64年から'69年にかけての5年間に製造されたものは,ムスタングのなかで最も人気の高い年式である。
この'65年製ムスタングは,ボディに傷がやや多いが,ネックはキレイはコンディションを保っている。 パーツ類は,トレモロ・アーム(棒部分のみ)が交換されている以外は,細部に至るまでオリジナル。 ネックは'64〜65年にかけて多く見られる“Aネック(オプションの細いネックグリップ=ナット幅 約38mm)”。 指板はブラジリアン・ローズウッド(ハカランダ)。オリジナル・ハードケース付属。

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