'60 LES PAUL JUNIOR Cherry
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'54年にレスポール・シリーズのロー・コスト・モデルとして発表された“レスポール・ジュニア”。 レスポール・スタンダードやレスポール・カスタムとは異なり, トップはフラットなボディ形状(スラブ・ボディと呼ばれる)をもつ。 ピックアップは,ブリッジ寄りのリア・ポジションにP-90シングル・コイル・ピックアップを 1基のみマウントというシンプルなスタイルである。 '54年の当初は, 同時期のレスポール・スタンダードなどと同様にシングル・カッタウェイ・ボディのモデルだったが, '58年中期には写真のようなダブル・カッタウェイ・ボディに仕様変更される。
シングル・カッタウェイ・モデルは“タバコ・サンバースト・フィニッシュ”が, ダブル・カッタウェイ・モデルは“チェリー・レッド・フィニッシュ”がスタンダード・カラーである。 ちなみに,有名な“ライムド・マホガニー・フィニッシュ(TVイエロー)”のレスポール・ジュニアは, “レスポールTV”という別のモデル名が与えられていた。
ダブル・カッタウェイのレスポール・ジュニアは, '58年から'59年まではボディ・エッジが角張った印象を与えられるのに対して, この'60年モデルのように'59年後期頃以降は,ボディ・エッジが丸みを帯びてくる。

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