'65 ES-125TDC Cherry Sunburst SOLD

'56に発売されたギブソン“ES-125T”(1ピックアップ・モデル), その2ピックアップ仕様のモデルとして'57年に登場した“ES-125TD”に続き, それらカッタウェイ・ボディ・バージョンとして '60年に発表されたのが“ES-125TC”(1ピックアップ)と“ES-125TCD”(2ピックアップ)だ。
当初のモデル名はES-125TCDだったが, '61年頃に最後の2文字の順序が入れ替えられ, “ES-125TDC”がカタログ上の正式モデル名となっている。 “TDC”は, “T”がシン(Thin=薄い)ボディを,“D”がデュアル(Dual)ピックアップ(2PU)を, “C”がカッタウェイ(Cutaway)付きボディを意味している。
ES-125TDCのブリッジ部は,当初はこの'65年モデルのようなローズウッド製のブリッジ・ベースに ローズウッド製のブリッジ・サドルという一般的なホロー・ボディ・ボディと同様な方式だったが, '67年頃からはボディ・トップにスタッドが立てられ, そこにチューン−O−マチック・ブリッジ(ABR-1)という仕様に変更された。 '70年頃に製造中止。
ES-125Tシリーズのなかでは,実用度の高いES-125TDCが最も人気があるモデルだ。 この'65年モデルは外観的にも楽器的には良好なコンディションを保っている。

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