'69 MELODY MAKER DOUBLE Walnut SOLD

'59年初期に発表されたギブソンのスチューデント・モデル“メロディ・メイカー”。 正式には1ピックアップ仕様が“メロディ・メイカー”, この2ピックアップ仕様のものは”メロディ・メイカー・ダブル”(59年後期発表)である。
1 3/8インチ厚の薄めのマホガニー・ボディに,細めのヘッドを持ったマホガニー・ネックをジョイント。 ピックアップはシングル・コイルで, ポールピースが露出しないプラスティック製のカバーが取り付けられている。
発表当初のボディ形状は,シングル・カッタウェイのレスポール・スタイルだったが, '61年にはダブル・カッタウェイのレスポール・ジュニアのボディ形状の, カッタウェイのホーン部分を小さくしたような独自のスタイルに変更された, その後'63年からは,それまでのホーン部分が膨らんだようなダブル・カッタウェイ・スタイルとなり, '66年からは写真のようなSGスタイルのボディに変更されている。 ちなみに,'67年からは3シングルコイル・ピックアップ仕様の“メロディ・メイカーIII”も登場している。
SGスタイルのボディとなった'66年以降のメロディ・メイカー・ダブルには, 当初は“ペルハム・ブルー”メタリック・フィニッシュと, “ファイア・エンジン・レッド”フィニッシュのみだったが, '67年には“スパークル・バーガンディ”・フィニッシュが, '69年からはこの“ウォルナット”フィニッシュが加えられた。 また,'69年からはヘッド形状が通常のものに変更されている。 その後'71年にメロディ・メイカー・ダブルはいったん製造中止となったが, '76年頃に'61〜'64年スタイルのボディ形状で復活している。
この'69年モデルほどコンディションの良いものは,近年見かける機会が少なくなってきた。

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