'72 GIBSON ES-335TD Sunburst Lefty
SOLD

貴重なギブソンの“ES-335TD”のレフト・ハンド・モデル。 さらに近年では滅多に出会えない,未使用状態に近い, 本当の意味でのMintコンディション(小さな傷や“へこみ”さえ一切ない状態)という貴重品。 (そのために,かなりの高額となっています。ご了承ください。)
この'72年モデルはマホガニー・ネック仕様であるが, '74年後期頃からはメイプル・ネックが採用されるため, それ以前のものは特に“マホガニー・ネック”の335と呼ばれ, 以降のモデルとは区別されることが多い。
この'72年モデルのピックアップには, 裏側に“PATENT NO. 2.737.842”と記された黒く小さなステッカーが貼られている。 そのステッカーは'63年頃から,特許申請中を意味する “PATENT APPLIED FOR(通称P.A.F.=パフまたはピー・エイ・エフ)” と記されたステッカーに代わって貼られるようになったものだ。 このステッカーが貼られたピックアップのことをすべて, 俗称“ナンバード・パフ(P.A.F.)”と勘違いしているひとも多いが, '66年頃にコイルに使用されているワイアーがエナメル被膜からウレタン被膜のものに変更されており, '69年の初頭にボビン上部に“スクエア・ウインドー”と呼ばれる小さな四角い穴がなくなるため, PATENT NO.ステッカーの有無だけで判断すべきではないだろう。 この'72年モデルに搭載されているピックアップは,'69年から登場した ボビンの上部にアルファベットの“T”状のマークがレリーフされた通称“Tボビン・ハムバッカー”だ。 その後'74年中期にはステッカーに代わって,ピックアップ裏側のピックアップ・ベースに大きく “PAT. NO. 2.737.842”と刻印されたタイプが使用されるようになる。
ピックアップ・カバーには“Gibson”という文字が浮き上がる形でレリーフされている。 このピックアップ・カバーは, ES-335に限らず'72年前後に生産された多くのモデルで採用された期間限定仕様だ。

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