'79 FENDER STRATOCASTER
Black/Rose Lefty SOLD

フェンダー・ストラトキャスターの仕様変更の歴史を見てみると,'54年の誕生以来, 基本的には白いプラスティック・パーツが使用されてきたが, '75年後期にまずピックガードのみが黒パーツに仕様変更されたのを皮切りに, 徐々にそれ以外のプラスティック・パーツが黒に変更されていく。 '77年の初頭までは黒と白のプラスティック・パーツが混在したものがオリジナル仕様だが, '77年の中頃までにはすべてのプラスティックパーツが黒パーツへ統一されている。 そうした流れで,この'79年モデルにはオリジナル仕様として, 黒プラスティック・パーツが取り付けられてる。
この'79年モデルには,オリジナル仕様として, ピックアップ,コントロール及びジャック・キャビティ内に導電塗料が塗られ, そこにネジ止めされたラグを通してアースが落とされている。 これは,'79年後半からノイズ対策として施されたもので, '79年前半までのモデルと比較して外来ノイズ(弦に触れれば消えるノイズ)は 大幅に軽減されている。
なお,右用のストラトキャスターの場合,'72年前期以降は それまでのスチール製セパレート式トレモロ・ブロックがダイキャスト製に仕様変更される。 これは生産本数の拡大に対応したものと考えられるが, 左用モデルの場合には生産本数が少ないということで, '72年以降も引き続きスチール製セパレート式トレモロ・ブロックが使用された。 現在のヴィンテージ・ギター市場ではスチール製の人気が高いので, 左用ならではの貴重な仕様と言える。

HISTORIQUE GUITARS ホームに戻る