'59 GUILD A-50 Sunburst
SOLD

ギブソンによる吸収前のオリジナル・エピフォンを退職したクラフツ・マン達も加わって, 1952年に設立されたギター・メーカー“ギルド”。 現在はフラット・トップ・ギターのブランドとして有名だが, '60年代までは数多くのアーチトップ・ギターをラインナップしており, 評価の高いオリジナル・エピフォンのクォリティと独特の“鳴り”を引き継いでいる。
'56年頃に発表された“A-50”は,16 1/4インチ幅,2 1/4インチ厚のラミネート・メイプル・ボディ, ハカランダ指板の24 3/4インチ・スケール・ネック・モデル。
発表当初のネックは,マホガニー/メイプル/マホガニーの3ピース構造であったが, '59年からは写真のモデルのように,マホガニーの1ピース構造に変更されている。
このA-50のようなローコスト・モデルは,'60年代初頭まではシルク・スクリーンによる 筆記体の“GUILD”ロゴを持っている。 以降はそれまで中級以上のモデルに採用されていた, GUILDの“I”を頂点として山形に文字を並べた(よく知られた一般的な)ロゴに統一される。
A-50は本来ピックアップを持たない“アコースティック・アーチトップ・ギター(ピック・ギター)だが, この'59年モデルには貴重な“ディ・アルモンド”製フローティング・ピックアップ “FHC-C”があと付けされている(ただし木部の加工はジャック取り付けのみ)。
(ピックアップ・リストの'60s DE ARMOND MODEL FHC-C を参照)