'71 GUILD STARFIRE IV Cherry SOLD

ギブソンによる吸収前の老舗ブランド“エピフォン”社を退職したクラフツ・マン達も加わって, 1952年に設立された“ギルド”。 近年はフラットトップ・ギターが主力商品と認知されているブランドだが, '60年代までは数多くのアーチトップ・ギターをラインナップしており, “スターファイア”シリーズはその中心的モデルであった。
スターファイアI(1),II(2),III(3)はシングル・カッタウェイのホロー・ボディ・モデルで, '60年に発表された。 1は1ピックアップ仕様,2は2ピックアップ仕様, 3は2ピックアップのビグスビー・トレモロ付き仕様である。
スターファイアIV(4),V(5),VI(6)は,1〜3からやや遅れて'63年から'64年にかけて発表された。 ダブル・カッタウェイ・モデルで, ギブソンES-335TDのようなセンター・ブロックを持つセミ・アコースティック構造のボディだ。 4から6までは,すべて2ピックアップ仕様。 スターファイア4はドット・ポジション・マーク, 5がブロック・ポジション・マークのビグスビー・トレモロ付き。 6は最上級グレードとして,ブロック・ポジション・マーク,ビグスビー・トレモロ付き, ゴールド・パーツ仕様。 12弦モデルも用意された。それはスターファイアXII(12)で,4を12弦仕様としたものだ。
この'71年製スターファイア4は,1ピース構造のマホガニー・ネック (ハカランダ指板,24 3/4インチ・スケール), ラミネイト・メイプル・ボディというウッド・マテリアルだが, 製造時期によっては,マホガニー/メイプル/マホガニーの3ピース・ネック, ラミネイト・マホガニー・ボディのものも存在する。 '73年頃にはスターファイア5が製造中止になったことに伴い, スターファイア4はマスター・ボリューム付き,ブロック・ポジション・マークなど, 5の主な仕様を受け継ぐことになる。

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